子どもが一人でピアノレッスンを受けられるようになるまで。お母さまの見守る力に感謝した日

2026年07月03日 06:21
カテゴリ: レッスン日記

コンクールに向けて頑張っている生徒さん。
この春から、少しずつ一人で
レッスンを受ける時間が増えました。
 
先日は、本番を迎えるホールでリハーサル。
お母さまにも客席で聴いていただきました。
 
「鍵盤が重い…。」
 
そう話しながらも
ホールいっぱいに響く音をよく聴いて
自分なりに音を調整しようとする姿が印象的でした。
 
翌日は通常のレッスン。
「練習する時間がなかったよ。」
そんな言葉が返ってきました。
 
でも私は、
「大丈夫。レッスンで一緒に練習しよう。」
と伝えました。
 
私はいつも、レッスンは
「練習の成果を発表する場」ではなく
練習してきたことを試し
新しい発見をする場だと思っています。
 
お家のピアノ、教室のピアノ、ホールのピアノ。
 
それぞれ音も響きも違うからこそ
その違いに気づける耳が育っていきます。
 
前日にホールを経験したことで
この日の演奏は明らかに変わっていました。
 
そしてレッスンの終わり
生徒さんが嬉しそうに話してくれました。
 
「ママがね、昨日ホールで教えてもらったことを
忘れないようにって、書いておいてくれたんだ。」
 
その一言から
一人でレッスンを受ける緊張や
「ちゃんと聞かなきゃ」という気持ちが
伝わってきました。
 
少しずつ自立していく子どもたち。
 
でも、その土台には
そっと見守り支えてくれる
ご家族の存在があります。
 
お母さまからは、
 
「見ているとプレッシャーになるかな、
 口を出さない方がいいかなと悩んでいました。
 でも安心につながったなら良かったです。」
 
という温かいお言葉もいただきました。
 
お子さんを信じて見守ることは
決して簡単なことではありません。
そのお気持ちに
私も胸が温かくなりました。
 
ピアノを通して育つのは
演奏する力だけではありません。
 
自分で考え、挑戦し
人の話をしっかり聞く力。
 
そんな一つひとつの成長を
ご家庭と一緒に
喜び合える教室でありたいと思っています。

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